もう一か月近くも前の話なんですが、ずっと乗ってみたかった信楽高原鉄道の春限定列車、「盆梅列車」に乗ってきました。これがその正面の様子。
拡大するとこんな感じ。
「春を呼ぶうぐいすの声」とありますよね。乗ってみてわかりましたが、ずっと鳴いて(放送されて)ます(笑)。正直ちょっとうるさかったです。ちなみにこのうぐいす、信楽駅前でもずっと鳴いて(放送されて)ます。
さあ、期待に胸躍らせていざ車内に入ってみると、目に飛び込んできたのがこれ!
素晴らしい!期待通りです。見事に座席を一区画占領しています(笑)。ちなみにその日は3月初めの日曜日。乗客が座れなくなるじゃないかと心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、全く問題ありません。ガラガラです(笑)。対面する座席に座ってじっくり鑑賞しながら、信楽から貴生川への約25分の電車の旅を楽しみました。
かつて忌まわしい事故があった信楽高原鉄道ですが、赤字経営が続く中、つい先日県と市の債権放棄をめぐる特定調停が成立し、経営の再建に向けて次の段階へと動き始めました。このこと自体にコメントはしたくないんですが、とりあえず個人的には、のどかな信楽を象徴するこの古ぼけた鉄道には、そのままの姿で長く残って欲しいなと思っています。
おまけ:
今回初めて信楽高原鉄道に乗ったんですが、ちょっと驚いたのが車内にごみ箱があったことです。これ、ビン、缶限定なんでしょうか?ちなみに中には何も入っていませんでした。
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先日、香川を訪れた際にこんぴら参りをしてきました。日頃の運動不足ゆえに次の日ふくらはぎがえらいことになってしまいましたが、ちゃんと奥社までいってきましたよ。証拠の写真がほれこの通り(自分が写っていないので証拠になっておりませんが)。
証拠その2。岩壁に掲げられた天狗の面です。
江戸時代に建てられた現存する最古の芝居小屋「金丸座」にも立ち寄りました。いやあ造形的にも、機能的にも美しかったです。古い建物だけあってさすがに隙間だらけでしたが、一つの空間に様々な仕掛けが無駄なく作りこまれており、これを江戸時代につくったのかと思うと感動モノでしたね。他に誰もいないことをいいことに、写真を撮りまくっておりました(笑)。
奈落から見た廻り舞台。ま、まわしたい…。
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2月3日から6日にかけて、East Asian Association of Environmental and Resource
Economicsの国際学会に参加するため、インドネシアのバンドゥンを訪れました。2日の夜までゼミの研究報告会と打ち上げがあったので、次の朝一で羽田を発たねばならず、実質滞在日数二日(うち一日は学会参加)という弾丸旅行でしたが、共同報告者のFendi君のおかげで、いろいろ貴重な体験できて、有意義な旅でした。
比較的高地にあるバンドゥンは、熱帯の中でも気候が穏やかで過ごしやすい場所だと聞きますが、まさにその通りでした。今は雨季ですが、最終日は晴れて、まさに観光日和でしたね。ただまあ、ジャカルタほど渋滞も少なく、排気ガスもそれほどではないとのことでしたが、それでもやっぱり結構な混雑でした。早々にタクシー移動をあきらめて、Mototaxiに手段を変えたんですが、なかなかジャンクな空気を吸っているなあという感覚はぬぐえません(笑)。
前を走っているのがFendi君が乗っているMototaxiです。バイクの後ろに乗るのなんて何年振りだろう。少し若返った気分で楽しかったです。
夜にはスンダ地方の料理を食べに行きました。うん、でもよく違いがわからない(笑)。とにかくおいしかったからOKということで。アジアの料理は何でもおいしいですけどね。私は基本的に(東)南アジア料理では、チキンよりもマトンのほうが好きなんですが、サテ(焼き鳥ね)はチキンのほうがおいしい!今回の旅行の最大の収穫はこれでした。
あと、udjoで観たアンクルンのパフォーマンスが印象的でした。竹製の楽器なんですが、よっぽど買って帰ろうかと思ったくらい、素晴らしく澄んだ音色がします。これを子供が演奏するんですよ。私もやりましたけど(笑)。こういうのに弱いんですよねぇ。じんと来てしまいました。
研究報告のほうは、まあぼちぼちということで。私は別の報告のDiscussantをやらなければならなかったのですが、我々の報告自体はFendi君がやってくれたので、私は気楽なもんでした。さまざまなセッションの議論に参加して、いろいろ思うところがあったのですが、愚痴になりそうなんでやめときます(笑)。
ただ一つ、我々の報告のDiscussantを務めてくれた、フィリピン大学のKevin君のプレゼンには、本当に、本当に、感心させられました。まず研究じゃない(笑)。彼はまだティーンエージャーで、大学生をやる傍ら、雑草を素材に中流層向けの家具を作る社会的企業を起こしており、報告内容はそのビジネスモデルの紹介なんですね。明らかに他の研究報告とは種類が異なるものでして、学会もよくこれを受け入れたなと思うんですが、とにかくプレゼンがうまい!年齢の問題じゃないかもしれませんが、若い人でも確実に一回り以上違う研究者が集まる中で、堂々と、そしてわかりやすく、時には聴衆の理解を気遣いながらプレゼンをする姿は、感動モノでした。こんな学生絶対にうちにはおらんわと思いましたね。なかなかこんなプレゼンを学会でみることはないので、とにかく新鮮で、得した気分になりました。当然我々の研究内容についても十分理解できないと思うんですが、これがまたわかるところを取り出して、うまくコメントするんですよ。成長するアジアの国の気概あるれる若者の姿に接して、頑張らにゃいかんなと改めて気を引き締めた41歳でした。
行きのバンドゥン空港到着の際は、もう暗くなり始めていたので、空港の姿がよくわからなかったんですが、帰りはまだ日も高く、晴れてましたので、その姿を写真に収めることができました。
これは到着時の、空港の中からの写真です。
外から。かつては軍用に使われていたらしく、なんかこじんまりとしていていい感じです。好きです、この空港。
以下、いくつか写真を。まずはお約束のバンドゥン会議の会場。
バンドゥン最大のモスク
Gedung Sate
日曜日だったので、いろんな路上パフォーマンスが。
うーん…。
Braga通りでの一コマ。
この旅一番のお気に入りの写真です。
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少し前の話ですが、9月23日、24日に長崎大学で開かれた環境経済・政策学会に参加してきました。いやあ長崎、予想以上に面白かったです。時間を見つけて少し町中をぶらついていたんですが、道が入り組んでいて面白い。それも平面的じゃなくて、良く知られているように坂が多いので、道が立体的に組み合わさっているんですね。あそこに行けそうなのに行けないみたいな空間が、まるでJet
Set
Radioみたいで(あ、わからない?)、複雑なパズルゲームの中にいるような感覚でした。残念ながら今回はあまり時間がなかったので、ゆっくり回ることができなかったんですが、次回機会があれば、もう一度攻略してみたいと思います。ちなみにグラバー園?大浦天主堂?竜馬像?いってないです(笑)。教会建築とかは好きなんですけど、やっぱりヨーロッパのものと比べてしまうとね。なんか物足りなくて足が向かなかったです。
で、今回の学会報告なんですが、これが意外に(?)、非常に有意義なものになりました。報告の内容は、これまでやってきたような環境の経済評価に関するものではなく、地域環境質(Local
Environmental
Quality)を高める自発的な労働貢献をいかに促すか、をテーマにしたものでして、これまでに参加経験のない「地域と環境」のセッションでの報告だったんですね。理論的な考察や計量分析はまあこんなもんで大丈夫だろうと思っていたのですが、いかんせん現場の知識や情報が足りないので、その点なんとか補いたいと思ってこのセッションでの報告を希望したんです。これが正解!実際参加者の多くがボランティアやNPOの実態をよくご存じで、そうした実態からのコメントや社会心理学の立場からのコメントもいただけて、まさに狙い通りといった感じでした。討論者を務めて頂いた清水さんはじめ、そこでコメント頂いた皆さん、本当に有難うございました。
とにかく今回は学会前から時間がなかったので、初めて「間に合わないかも」と恐怖を覚えたほどでした。そのくせいまさらながらbeamerなんかに手を出すもんだから、余計時間がカツカツに…。なんとか無事報告を終えることができてほっとしています。でもbeamerは便利!パワポいらねえ!って言えるほどには使いこなせてないんですが、もうちょっと頑張れば自由に使えるようになるような気がします。問題はその時間がないことです。誰か時間ください。
帰りは、博多に立ち寄って、ゼミの卒業生で、現在福岡で働いていらっしゃる方々と久しぶりにお会いし、彼らと馬肉料理を食べてきました。懐かしい顔と昔話に花を咲かせて、短い時間でしたが、久しぶりにリラックスした楽しい時間を過ごすことができました。卒業してからも、こうして声をかければ皆さん都合をつけて会いにきてくださるので、私は本当によいゼミ生に恵まれてきたと心からそう思います。ちなみに「菅乃屋」の馬肉料理、臭みが全くなくて本当に美味しいです。お薦めです(笑)。
最後に、どなたか以下の文章を標準語に訳して頂けませんか?ぞおたん???
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